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Destiny

第8章 再会

「でも私、お金無駄に使えないですし」

「いいのいいの~引越祝いで俺が買ってあげるから♪」

えっ?

「でもあんまり高いのは無理だけどね~」

いやいや
そういう問題ではないと思いますよ?

竜司さんは私のこと知ってたかもしれないけど話したことなかったし

親しいわけでも何でもない赤の他人に
そこまでできるって…

あなたは何者?

「ま~た百面相してる~。」

「いやっだって…」

「なぁに?」

「なんでそこまでしてくれるのかなって。後で何か請求されるんじゃないかと…」


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