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Destiny

第11章 仕事場で

朝起きて、簡単にご飯を用意する


竜司さんまだ起きてこないから先に支度しちゃおうかな

一旦部屋に戻って仕事に行く準備をした


部屋を出ると竜司さんが起きてきた

「おはよ~」

「おはようございます」

「起きるの早いね~」


竜司さんが遅いんだと思いますよ


一緒に朝ご飯を食べ、食べ終わると私はまた出かける支度をした

「竜司さん、行ってきますね~」

「えっ!もう行くの?」

「はい。いつもこのくらいには出てるので」

靴を履こうとすると、洗面所から竜司さんが顔をのぞかせて

「あと5分、5分だけ待っててよっ」

ん?一緒に行くのかな?

竜司さんが慌てて支度をしてる姿が可愛く思えた


「お待たせ~」

準備の終わった竜司さんと一緒に会社に向かった


「結衣ちゃん会社に着くのいつも早くないの?」

「一番乗りが好きなんですっ!」

「あはははっ、一番乗りって子供みたい」

どうせ子供ですとも!

そういう竜司さんも普段子供みたいですけどねっ


「せっかく一緒に住んでるんだし、朝は一緒に仕事行こうよ」


ドキッ

またしても笑顔の竜司さんにドキドキしてしまった

「はい…」

「良かった♪」

「あ、でも時間」

「いいよ。結衣ちゃんに合わせる。結衣ちゃんお子ちゃまだから~」

そんなに一番乗りがウケたのだろうか

竜司さんは笑いながら答えた



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