
Destiny
第11章 仕事場で
部署に着いて暫くすると、続々と仕事仲間が出勤してきた
「おはようございます」
あっ近藤さんっ
私は心の中で近藤さんにもお礼を言った
竜司さんの同僚さんに惚れられてくれてありがとう
「池内さん、どうしたの?」
はっ
気づけば私はお祈りするように手を組んでいたようだ…
「い、いえっ。何でもないですっ」
「変なの~」
クスッと笑いながら近藤さんはデスクについた
慌てて私も仕事をした
いつものように時間が過ぎていく
ランチタイムが終わりデスクで仕事を始めると、近藤さんが声を掛けてきた
「池内さん、これお願いしてもいい?」
「はい、なんでしょう?」
「課長に頼まれたんだけど、開発部の部長に渡してきてくれって」
「わかりました」
近藤さんから書類を受け取り立ち上がると
「本当は私が頼まれたんだけどね」
気まずそうに言ってきた
「開発部にちょっとしつこい人が居て」
あっ、竜司さんの同僚さんだ
「あんまり顔合わせたくないから」
嫌われてるのか?
助けてもらえたきっかけとなった同僚さんには幸せになってもらいたかったけど…
脈はないのかな…
残念…
「気にしないでください」
「ありがとう。お願いします」
ニコッと微笑むと近藤さんは自分のデスクに戻っていった
「おはようございます」
あっ近藤さんっ
私は心の中で近藤さんにもお礼を言った
竜司さんの同僚さんに惚れられてくれてありがとう
「池内さん、どうしたの?」
はっ
気づけば私はお祈りするように手を組んでいたようだ…
「い、いえっ。何でもないですっ」
「変なの~」
クスッと笑いながら近藤さんはデスクについた
慌てて私も仕事をした
いつものように時間が過ぎていく
ランチタイムが終わりデスクで仕事を始めると、近藤さんが声を掛けてきた
「池内さん、これお願いしてもいい?」
「はい、なんでしょう?」
「課長に頼まれたんだけど、開発部の部長に渡してきてくれって」
「わかりました」
近藤さんから書類を受け取り立ち上がると
「本当は私が頼まれたんだけどね」
気まずそうに言ってきた
「開発部にちょっとしつこい人が居て」
あっ、竜司さんの同僚さんだ
「あんまり顔合わせたくないから」
嫌われてるのか?
助けてもらえたきっかけとなった同僚さんには幸せになってもらいたかったけど…
脈はないのかな…
残念…
「気にしないでください」
「ありがとう。お願いします」
ニコッと微笑むと近藤さんは自分のデスクに戻っていった
