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禁断×短編

第5章 姉×弟

俺には、4つ年上にの姉貴がいる。



仲間は「美人だ」とか「大人の女の魅力を感じる」とか言うけど、俺にしてみたら、ただウザイだけの姉貴だ。




何故なら・・・・・・・




「ねぇタクちゃん、今日一緒に歩いていた女の人誰?」



リビングのソファーに座る俺の隣に座りながら姉貴が聞いて来る。




「姉貴に関係ねぇだろ」





姉貴はいつも、俺にベタベタとくっ付いて来る。




俺も、もう19だ。



いい加減ベタベタくっ付くのは、もう止めて欲しい。



だけど姉貴は「え~、いいじゃん教えてよ~」と腕に絡みついて来る。




俺は、そんな姉貴を無視してテレビを見る。





すると姉貴は「もしかして、彼女なの?」と寂しそうな、不安そうな声で聞いてきた。




「だったら、何だよ」



俺は、嘘を吐いた。



俺に女が出来たと分かれば、姉貴が俺にベタベタくっ付いて来る事は無くなる・・・・・・



そう思った。





だけど、姉貴は「彼女とセックスしたの?」「キスはしたの?」としつこく聞いてきた。




「うるせぇな。俺、もう寝る」




姉貴の腕を振りほどき、俺は自分の部屋に戻った。




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