テキストサイズ

嘘でもいいから

第9章 重大な間違い

…………………

あれから二週間…


私は変わらず向井さんの元で
サポートの仕事をこなしていた。

本当なら顔も見たくない…

でも、私が頑張れるように
なったのには理由があった。


想さんが…
今たまたま仕事に余裕がある
のもあって、仕事終わりに
毎日のように迎えに来てくれるのだ。

これで変な噂は無くなるだろうし…

その証拠に
想さんといるところを
向井さんには
見られたことも無いのに

【良かったら今度続きしない…?】

と書かれたメモをこっそり渡された。


もちろん私は
メモを開いたまま
向井さんの机の上に返しておいたけど…

ストーリーメニュー

TOPTOPへ