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嘘でもいいから

第9章 重大な間違い

振り向くとそこには
半年近く顔を見ていなかった
隼人が立っていた。


日に焼けて、見たことが無い
少し派手なコート…
髪の毛も前よりかなり茶色い。


だけど…
すごくカッコ良くなった気がした。


麻実、おしゃれだったからな…


隼人は想さんと私のことを
交互に見比べて言った。


「あんたが向井っていう人?」


え…私、隼人に
向井さんの名前まで言ったっけ…?


「だったら何なのかな?」


なぜか想さんは
私の肩を抱き寄せそう返した。

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