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嘘でもいいから

第15章 嘘でもいいから

…………………

今年の誕生日は平日だったけど
思ったよりも人が多くて…

私たちは今年もまた
ショーやパレードの時間に合わせて
のんびり過ごすことになった。


アトラクションに並ぶのに
時間を使うのはもったいないよね〜
などとお互いに言いながら

去年は気付かなかった
2人の共通点にいくつも気付き…
私は驚いていた。


同じ考え方をし
同じものに惹かれる…


やっぱり血は争えないのかもしれない。


想さんは
私が今こうして感じていることを
1年前の今日、すでに感じながら
過ごしていたんだろうな…


そしてこの一年間
想さんはどんな気持ちでいたんだろう…

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