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いい奴と言えば
隼人と俺は今や飲み友達だ。


初めて顔を合わせたあの日からすでに
俺と優花が似ていると
思っていたらしく…

突然現れた元彼を追い返すために
兄貴がとっさに恋人の振りをした…
という嘘を信じ込んでいる。


隼人には悪いけど
本当のことを言う訳には
いかないからな…


それに優花はきっと
俺との過去を忘れてしまいたいに
決まってる。

そうでなければ
あれほど何も無かったように
俺と接することができるはずが無い。


俺たちが結ばれたあの夜から数週間後…
父さんと共に俺の前に現れた優花は
まるで別人の…

そう、妹そのものの顔をしていたんだ。