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嘘でもいいから

第3章 偶然の出逢い

迎えに来てもらうから大丈夫だと
みんなに伝えると、
私は歩いて会社に戻ることに決めた。


「ありがとぉ〜!ほんと楽しかったぁ〜
みんな気を付けて帰ってねぇ〜」


ちょっとだけハイな私…ちょっとだけ…

そう、3つ目の問題は私がかなり
酔っ払ってるらしいということだ。


「優花、ほんとに大丈夫なんだよね?
終電だから行っちゃうけど…
酔っ払いなんだから
一人で暗いところ歩かないでよ?」


朋子ちゃんは心配そうに言いながら
帰って行った。

…そんなに心配しなくても
大丈夫だもんね。

まぁ、確かにちょっとフラつくし
お迎えに来てくれる人なんて
いないけどさ…

あ〜あ…家までタクシーかぁ…
痛い出費だなぁ。

ブツブツとボヤきながら
なんとか会社に辿り着いた私だった。

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