テキストサイズ

嘘でもいいから

第4章 想いの迷宮

翌朝…
私は意外にも
スッキリした気分で目が覚めた。


お風呂も入らずに寝て…
いっぱい眠れたから復活したのかな…
こんなだらしないこと
したの…初めてだ。

部屋の中の残骸を見ると
無意識のうちにお化粧だけは
落としたのがわかる。

酔っぱらってても、
今日がどんなに楽しみで大事な日か
ちゃんとわかってたんだな…


それにしても…
外がずいぶん明るい…


え…?


ガバっと起き上がり時計を見ると
もう8時半だった。


えっと…
約束は…9時だ!どうしよう!!


バッグをひっくり返して
スマホを見ると、未読のメッセージが
2件あった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ