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星も、パンも

第5章 パンは、星のために……

「俺はね…ヤー君がミー君の側にいてあげるのが…

一番いい気がするんだけど―――――?ん?」






「…はぁ?…また…

そっちの世界には…戻らないって言ってるじゃないですか……


それに―――…石丸さんがいれば良いだろ……?」



ギュっと…背中に感じる石丸さんの胸…




ミー助には―――…
石丸さんがいる――――…



俺達は…所詮…兄弟…――――――…



心の支えにはなれても…


…体の癒しとか…
欲望の対象とか…

ましてや…恋人には……


なってやれない――――…




ふわっ…と…優しく…頭を撫でられ……


ドキンと…した…





「…どうした?ヤー君…
―――――――泣いてる?」





泣いてる…?いや…シャワーが…目に入ってるだけだ…




「バーカ…違うっつーの…
この体制……また…したくなるなぁ〜って思って…」




「クスッ……同じ事…言うんだね…不思議――――…」



「…はぁ?何言ってんの?」




石丸さんは、抱き締めながら…俺の顔だけ…振り向かせ――――…



唇を重ねてきた…



「時間あるから…このまま…ここでする?」










「…嘘…
ミー助の収録―――――…
大丈夫なのかよ………早く…行ってやれよ」





俺は、抱き締める腕をすり抜け…




浴室を出た――――――…





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