責められたいの
第20章 ゴウカクイワイ【完】
あぁ、そうだった……この三人は本当に仲が良くて、何をする時でも一緒だったんだ。
二人のお金の出所は知らないけど、きっと三人で風俗に行く約束をしていたんだろう。私が部屋に入った時はちょうど、お金が浮いて良かったとみんなで大喜びしているところだった。
こんなの約束が違う! ……と思ったけど、きーくんを行かせたくないという気持ちには敵わなかった。それに……
このシチュエーションに妙にドキドキしている私もいた。
生理前とかにエッチな想像をして、一人でアソコを触っちゃう恥ずかしい私。
今もちょうど生理前だし……あぁ、なんかムラムラしちゃう……
そっか……私がこんなにエッチだから、弟のきーくんもエッチなのかもしれない。考えたくなかったけど、きーくんもきっと私みたいに一人エッチもしてるんだよね……
何とか部屋着だけは脱ぎ、でもそれ以上はどうしてもできなくて……下着姿で立ち尽くしたままきーくんのそんな姿を想像すると、エッチな汁がさらに溢れてしまうのが分かる。ただ見られてるだけなのにこんなに……
と、その時。
孝史くんのゴツゴツとした手が私の肩に触れた。