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責められたいの

第22章 あの夏の誘惑 3

インターホンは
壊れてなどいなかったのだ。


凜子の気配が無くなると
康洋はシャワーを浴びるため
裸のまま立ち上がる。

そして廊下にわずかに残る
水滴に触れた。


「ミナ…ごめんな…」


康洋のその顔は
彼にしかわからない痛みに歪んでいた。



✳︎つづく✳︎

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