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Last Rain

第2章 これでも中学生

ジリリリリリリ〜!

朝を知らせる目覚まし時計とともに部屋の扉が開く。





「優香!朝だよ!学校行きなさい!!」



『ん〜………。お母さん今日休む………』



「毎日毎日休んでばっかじゃ駄目!」



『明日は行く!今日は寝る!』



「っも〜。お母さん仕事行くからね!ちゃんと起きて学校行きなさいよ」



『行ってらっしゃ〜い』






梅雨が空け蝉の鳴き声がする季節。


ドタバタと忙しくお母さんが用意して仕事に行く。

私は冷房でキンキンに冷えた部屋の中でもう一度毛布に包まり二度寝。


これが最近の日課となりつつとある。

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