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彼女

第2章 発作と泣き顔と反省

はぁまだ寝たかったのに、早く目が覚めた。まだ6時かぁ…。
着替えてパジャマを洗濯しようと脱衣所に行くと

佐藤「おはよう」
「おはようございます。」
佐藤「もう起きたの?」
「はい。」
佐藤「洗濯ありがとう。」
「すいません。勝手にしちゃって!量がすごかったので!」
佐藤「助かったよ。」
永瀬「俺達とは関わるなって言ったよな?うぜぇんだよ!」
後ろを振り向くと、眉間にシワを寄せて恐い顔をして立っていた。
佐藤「永瀬そんな言い方ないだろ!」
永瀬「うるせぇなぁ!恩着せがましそうだからな!!とにかく余計な事するな!」
あっ、やばい…ダメ…落ち着け私…大丈夫だから…
永瀬「おい聞いてんのかよ!!」
佐藤「怒鳴るなよ!なっ湊さん…?」
恐い…ど、どうしたら…
佐藤「湊さん大丈夫か?」
「な、殴らないで…」
やっと出た私の言葉は小さく震えていた。
そこへ
吉沢「どうしたんだよ?」
佐藤「永瀬が一方的に怒鳴ったんだよ。」
私は恐くて体が震え、ポロポロと涙があふれていた。
佐藤「永瀬謝れよ!」
永瀬「なんで俺が…こいつが悪いんだよ。」
佐藤「お前……湊さん大丈夫?」
「ご、ごめんなさい。わ、私が悪いんです。」
恐い…どうし…よぅ…
佐藤「湊さん!?」
遠くで声が…
そのまま私は意識が遠退いた。


佐藤「湊さん!!」
吉沢「部屋に運ぶぞ!」

10分後
「ん…」
佐藤「湊さん!」
「わ、私…」
佐藤「倒れたんだよ。」
「ごめんなさい。」
佐藤「あのさ…」
永瀬「あんた男に殴られた事あんの?」
佐藤「永瀬!!」
永瀬「なんだよ!」
「…………親と同級生に…」
佐藤&永瀬&吉沢&白石「えっ!?」
私は記憶から蘇る恐怖に怯えて声が震え、涙が出ても話をした。
白石「親とは連絡取ってるの?」
「取ってません。中学卒業してから一度も…でもどこで調べたのかメールが入ってきます。」
タイミングよくメールが入り
“親不孝な娘いつになったら保険金が私達に入るんだろうねぇ。早く死ね!”
「いつも思うんですよね。どうして私を産んだのかな?って…私を」

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