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庭と 愛犬と 私

第57章 2015.9.29TUE.月

AM4:00
いつも月は同じだというのに、明け方近くの月はこんなに惜しいと思うのは何故か…

日曜日には近所の子供達が「お月見泥棒」でガヤガヤ歩くのを、明るく照らしていたお月様。
昨夜も大きく見えて、親しみやすい温かさがあった。


今、高い空に見える月は時折薄い雲を透かし、冴え冴えとしてとても綺麗だ。薄衣を閃かせて天女が月へ登っていくような…

いや、この月明かりで任地へ帰って行くのはパートナーか…
月を肴に呑む楽しい時間は、また暫くこない。


隣にいる愛犬の静かな寝息も、窓の下の虫の音も単調で心地よい。
数時間後には慌ただしい朝が来るとは思えない静けさ。このまま時間が止まればいいのに
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