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恋してキスして抱きしめて

第12章 寸止め、悶絶、もう夢中

.。.:* side ユーリ *:.。.。.:**:.。.。.:**:.。.。.:*



社会人になった今


自分の欲を後回しにする術は、自然と身についたわけで


どんなに旨そうないい女でも


後々面倒なことにならねぇように、事前に見極める力が備わってる。




そんな俺でも



“ 来る者拒まず ”

“ 高校の時に逆戻り ”



再会した際夏輝が言った通り、10年前は猿みたいに女を抱いていた。


自分で決めたひとつのルールを除けば


生徒だけでなく教師まで……容姿と得意な喋りで惹きつけて、とっかえひっかえ。


 
だけど



母親にウザイほど叩きこまれた教養もあり


悲鳴を上げるほど痛がる姿を見てきたわけで


そんな知識と実経験から、処女には優しくするってのが俺の中にあったのに………



“ ……もっと、強くしてください……! ”



「…………」



………あの、マジで、処女なんですよね?

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