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恋してキスして抱きしめて

第3章 つまり、脅しじゃねーか!

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夏輝と飲んだ翌日。


喫煙スペースから戻った俺を見つけて、舞ちゃんが顔を上げた。



「ユーリさん。
今席外されてる間に、部長が来られましたよ」

「え?ブチョー?
主任じゃなくて、部長?」

「はい、ユーリさん宛てに」



このフロアだけで200人以上社員がいるが、部長はその中で1番偉い人物。


営業部のエースと言えど、俺が直接関わることはほぼ無い。


首を傾げると、舞ちゃんはキラキラした瞳を俺に向ける。



「もしかしたら、直接お褒めの言葉を頂けるんじゃないですか?
昨日の契約成立の件♡」

「んなアホな。
“ ハンコ押すだけ係 ” とはいえ、そこまで暇じゃねーよ」

「そうかなぁ。
でも、ユーリさん最近絶好調ですし、きっと良いお話ですよ♡」



え~~そう?


まぁ確かに全営業・マーケティング部の、7月中間成績を見れば


俺のグラフだけ、ぐぅ~んと飛び抜けてるんだよな。


そうか~参ったねぇ。


昇進することに特に興味はねぇけど、お偉いさんに可愛がってもらうのは悪くな……



「ユーリ!~~じゃなかった浜崎!!」



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