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恋してキスして抱きしめて

第22章 青春フルスロットル

「なんでてめぇが着てるのだけ金色なんだよ!」

「実行委員長だから」

「はぁ!?」

「8年前は、そこにいる男に譲ったから
一度でいいから着てみたかったんだ」

「何言って……」

「まぁ、今の時間だけ限定の代役だけどな。
似合うだろ?」



……○○祭実行委員会と書かれた襟の袖を引っ張りながら


俺の後ろにいる元委員長と一緒に、蓮はニヤッと笑う。



「…………っ」



な、なんなの~~~!?


普段は冷静沈着な彼の顔が、イキイキしてますよ!?

鋭い瞳が、キラキラしちゃってますよ!?


衝撃の連続で、尻をつけたまま立ち上がれない俺。


舞台袖にいる大勢の関係者達が、うっとりと蓮を崇める中



「ユーリさぁぁん♡♡♡」


「~~~~!!」



蓮の後ろから、ポニーテールを揺らした女が走り寄ってきた。

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