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君模様

第11章 新、世界





あたしは、
壮太といた。

確かに、壮太といた。


笑ってた。
たくさん話した。

壮太が死んぢゃったことが
夢だと思った。



でも、
『時間だ』
ふいに君が呟いた。

どんどん離れていく君。

あたしの足も
君の足も
動いてるわけぢゃない。

でも、君は
後ろの白い光に
侵食されていく。


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