テキストサイズ

まなかなかなか…

第6章 2014年08月02日(土) 独りに慣れる。人と関わる。



ねぇ、野球少年、見てる?

あんたの好きな甲子園、今年も始まるよ

今年もまなかがあんたよりも近くで高校球児たちを見てあげる

あんたの代わりに見てあげるよ

しょうがないから今年も見て報告しようね

まなかはあんたの何にでもないのに、こうやって毎年面倒見てあげてるの、感謝してよね


…ここに書いたって届くはずないって分かってる

でも残しておきたいから、まなかの思うこと考えることを少しでも誰かに知って欲しいから、許してね


野球少年は今でもバカやってるのかなー

前より野球バカになったかもね

あんたも前は寂しい思い沢山したし、まなかも今、寂しい思いしてる

少しあんたの気持ちが理解できるようになったから、そうなっちゃったから、そろそろ甲子園に行こうか

地元の高校が甲子園に行く時にでも、あんたと一緒に甲子園に行って球場で応援しよっかね

そうしたらまず、地元の高校応援しないと…

最近全然だから、まだまだ甲子園は遠いかもしれないなぁ

あんたは待ってられる?
まなかは無理かも(笑)

あの人もあんたも拓真もりょうもなくして、遺された側の気持ちがよく分かるし、遺された人がどうなるかも知ってるけど…今あんたみたいに生きている意味が分からないんだ

誰の為に何の為に、まなかは産まれ生きて死ぬんだろうね

なんて最近、考え中。

こんだけ期待させといて、台風の影響で今日甲子園開幕できなかったら、ごめんね(笑)

ストーリーメニュー

TOPTOPへ