無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

もちろん、前までのページに書いたことも全部本当のこと。本気。本心。

でも龍が自分の、他人には見せたくない所まで見せて説得しようとするから…まなかも本当は見せたくないけど、見せて説得するね

碧が亡くなって傷付いてるのは本当
この気持ちは言葉にできないけど…空虚感？
何かがなくなって、身体中に沢山の穴が空いてる感じ

でもその穴の一部に、黒いものができたのよ
またか…っていう、汚くて最低で最悪な気持ち
それが穴に少しずつ埋まって、染み込んでいくの

すっごい大切な人だったのにまたいなくなっちゃったんだって、やっぱりまなかは人を殺せちゃうんだって

そうやって身体中に沢山の穴が空いてる自分も、人が亡くなることにある程度は慣れてしまった自分も、人を殺せるんだって思う自分も、恐ろしくて恐ろしくて…