テキストサイズ

まなかなかなか…

第8章 2014年09月01日(月) 死



なんで忘れた頃に来るの
そんな好きな人はって聞かないで
まなかを壊さないで
お願いだから…やめてよ
もうまなかの中に入ってこないでよ
少なくても、あなたのことは好きじゃない
どちらかというと嫌い
でもそう言ったらあなたはおかしくなるでしょう
なんで自分は好かれないんだって狂ってしまうでしょう
それが分かってるからまなかはあなたに優しくする
あなたが好きだよって言う
そうするとあなたは調子に乗る
毎日何回も好きな人が誰か聞いてくる
その度にまなかは嘘を吐く
あなたが好きだよって嘘を吐く
もうまなかを求めないで関わらないで
他に優しい人は沢山いるから
そう言いたいのに…できない
必要とされたい気持ちも分かるから
誰からも求められなくて寂しいのが分かるから
心底嫌なのに
しつこい人は大嫌いなのに
あなたはずるい
まなかだって…まなかだって……

あなたはあの人に少し似ている
だからまなかはあなたに弱いのかもしれない
あなたが求めてくると酷いこと言えないのかもしれない
残酷…嫌で嫌でしょうがないのに
もうこれで何回目でしょう
何回もやんわりと突き放してきたのに、懲りずに来るんだね
所詮、ゲームの中の関係なのに
すぐ切れてしまう関係なのに

1番は、あなたの好きな人は?って一言でまなかがこんなにもおかしくなる…
それが嫌でおかしくて怖くて馬鹿馬鹿しくて悔しくて仕方がないよ

ストーリーメニュー

TOPTOPへ