
好きになってもいいですか…?
第16章 自分たちへのご褒美
「…はぁ//…あ!」
どれくらいたったのだろう…
ふと気付くと撮影は終わっていた
外に出ると、既にプリントアウト
されてしまっていて、何も落書き
は出来なかった
「最後の方のなんてもう翔くんの
頭しか写ってないじゃん!(笑)」
「これは人に見せれないな…(笑)」
二人はお互いの携帯画面の下に
お姫様抱っこの一枚を張った
電池の蓋の裏には気持ちよさそう
にキスをしている一枚を張った
「二人だけの秘密だよッ♪」
「うん!そろそろ行こっか」
翔と別れて電車に乗ると、理緒は
携帯を開いてにこにこしながら
帰っていった
