
好きになってもいいですか…?
第21章 進級しよう
休憩がてらに二人は少し
気まずそうに図書館を出た
「ついでだし何か食べよっか」
「うん!私、甘いものがいい!」
時刻は3時近くを回っていた
マフラーを二人で巻いて
狭いポケットに二つの手を
潜り込ませた
春のような晴天
少し暑かった
「私もメガネかけてみようかなー」
「お〜理緒はどういうのが
似合うかな〜?」
たわいもない話をしながら
商店街へ歩きだした
それから1週間後
手応えは微妙だったけど
みんな一緒にテストをクリアする
ことが出来た
