無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

｢は〜や〜く〜♪｣



ハシゴの上から理緒が急かす


｢あんまりはしゃいでると
転ぶぞ〜｣



｢平気だもんｯ♪｣



ベンチの前を曲がり
つり橋をよたよたと走って渡る
翔もつり橋まで来ると
楽しそうに戻ってくる



｢ひゃｯ！｣


足場の隙間につまずいた



ぎゅ…
翔は倒れる理緒を受けとめた


｢ほら、だから言ったのに…｣


｢えへへ…ありがとう｣




そのまま抱き抱えると
ベンチまで運んだ