蛹
第2章 2
ホスト生活が始まり1ヶ月がたっていた。
あきらの指導のおかげで指名ももらえるようになっていた
そして、給料日。孝之にとってわ、初任給。
「売上一位から順に呼ぶから前に出るように!!まず一位から!!シュン!!」
「はぁい」
「見事だ!!みんなも、見習うようにな!!次二位!!キヨ!!」
「はい。」
「頑張ったな!!来月も頼んだ。次三位、あきら。」
「はい」
「ご苦労さん、引き続き孝之。よろしくな」
「はい」
そして最後に呼ばれた
「孝之。お疲れさん!!自分の頑張り次第でトップも取れる仕事だからな、頑張ってな。」
「はい!!ありがとうございます」
袋を開けて…かなり驚いた
見たことのない一万円の枚数だった。
あきらほどぢゃないが孝之にとってわ大金だった
「孝之!!飲んで帰ろうぜ!!」
No.1のシュンに誘われた
「あ…未成年なんで…」
「チッ…俺んちで飲むんだよ!!しかも酒なんか飲まさねーし」
「シュンさんの家ですか?わかりました。あきらさんに言ってきます。」
あきらに話した瞬間、あきらがシュンに駆け寄る
「孝之をどうするつもりだ!!お前らのおもちゃにわさせない!!孝之!!帰るぞ!!」
孝之の肩を掴み歩き出す
「待てよ!!おもちゃって何だよ!!」
「言葉の通りだけど。お前わ、そうやっておもちゃのように扱って、飽きたら捨てる!!今までそうだったろ!!」
「ふぅん…お前…恋人ちゃんのこと言ってんの?あいつとまだ続いてんのか?チッ…まぁ…あいつ感度最高だもんな…(笑)」
あきらがシュンの胸ぐらを掴んだ
「お前……ムカつく」
「だったら?」
「………」
手を離すあきら
「孝之…帰ろう」
あきらが店をあとにする…そのあとを孝之がついて行く
マンションにつくと、バックをソファーに叩きつけた
「あきら……」