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秘密

第16章 ヤバイ!!

すると湊は、ペーパーナフキンを取りクリームで汚れた結衣の口元を綺麗に拭き取る。


「これで綺麗になった」


「ありがと…」


お兄ちゃんの顔が接近してきたから何かと思えば……

私の汚れた口を拭く為に顔を近付けたんだね。

変にドキドキしちゃった…。



「そろそろ時間だし、出ようか?」


「うん」


二人は、カフェを出て自動改札機に乗車券を通し、ホームへ移動した。

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