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秘密

第6章 大人のデート


「嫌!今夜は帰りたくない!」


「帰りたくないって…何か帰りたくない理由でもあるんですか?」


「…今夜は、湊くんと一緒に居たいの!朝まで居たいの…うぅ…
うわあああん」



絢音は、地面に座り込み
まるで幼い子供の様に泣きわめく

周りの視線に気付いた湊は、泣いている絢音の腕を自分の肩に乗せ
ゆっくり立ち上がる。


「…ホテル行きたい…そこなら朝まで一緒に居られるから…ダメ?」


「…いいですよ」


二人は、そのままホテル街へと姿を消した。

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