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秘密

第10章 ドキドキの合格発表


「こ、来ないで!」


「何で?」


お兄ちゃんに赤く火照った顔を見られたくなかった私は、両手で顔を覆い隠す。


「来ないでったら来ないで!」

キンコーン♪カンコーン♪


チャイムが鳴り響く


「やべっ…」


湊は、結衣を気にしつつも
大急ぎで校舎の中へと姿を消した。


湊が行った後
結衣は、ホッと胸を撫で下ろし
真っ直ぐ自宅に帰った。

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