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アクマにアソコを貸しました

第6章 ロスタイム上等じゃないですか

…何を可愛がれって?

そう問う間もなく、すごい勢いで後ろから引っ張られて個室に引き込まれた。

「うわっ!誰だよっ…て部長!?」

黒くうねるものを纏う部長は、いつもより虚ろな表情。
――怖い

後ずさった俺の肩を、後ろからガシリと掴んだのは――

「えっ、…先輩!?」

部長と同じ位、部署内で嫌われている先輩まで何故ここに?

彼もまた黒くうねるものを纏い、虚ろな目をしている。

「二人ともなんでここにいるんすか。ちょっ…やめて下さいよ!
マジで、止め…!ヒギャアァァ!!」

可愛がってやれよ、というのは俺に対してじゃなくて、こいつらに対してだったのか――

――

「俺たちの影(ペット)、気に入ってくれたかな?」

「気に入ったんじゃないか。相手の一番嫌いな人間になれるよう仕込んでおいたしな」

「うわ〜陰険。


…あ、俺もだ。やっぱそこは基本だよね」

「張りきるのはいいが、最後に記憶を消す時、梓穏にちょっかい出すと罰が下るって認識は残して欲しいところだな」


その後津島はこの夜の記憶を消されたにも関わらず、社内で部長と先輩を見かけると、お尻を押さえて逃げるようになったという。挙げ句、再び精子垂れ流しの謎のイカ臭病に悩まされたのだった。

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