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アクマにアソコを貸しました

第8章 彼氏いない(処女)歴=年齢じゃダメですか

ケィシに抱きあげられて、マソォが開けたドアの向こうには広いベッドが置かれていた。

久しぶりすぎる予感に心臓がバクバクする。

「あの、すっかりご無沙汰でしてね、いきなりは…今宵はここまでという訳には…?」

訳のわからん言い訳が発動してしまった!

それを聞いたケィシが珍しく笑いながら、そっとベッドへ下ろしてくれた。

「“ご無沙汰”なのは知ってる。悪いが止める事はできん」

膝を折り曲げられて、大事なところを被う小さな布が丸見えだ。
恥ずかしくて涙が滲む。

「ゴメンね梓穏、まだ術の途中なんだ。今止めたら、またやり直さなくちゃいけないんだよね」

口調は優しいのに、“やり直さなくちゃいけない”をさりげなく強調したマソォ。さすが、隠れS。

だが、それを聞いて涙は引っ込んだ。そういえば、さっきの……手首は…どうなったんだろう?

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