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リベンジ!

第4章 マッサージ

「あぁ、すみません。いつもは、マッサージはナースさんがするから上手く出来なくて。痛くなかったですか?」


「大丈夫です。」


上手すぎだよ。
あたしが知ってた隆盛より、ずっとね…。



先生は、あたしに一枚の紙を手渡した。

マッサージの仕方の説明を書いた紙である。

目を通すと、先ほどのが紛れもないマッサージだと分かってしまった。

安心するとともに、勘違いに恥ずかしくなる。


「さっきの触診で、たぶん乳がんの心配はないと思います。念のためにさらに詳しく調べますか?」


「いえ…結構です。」


「わかりました。では、子宮頸がん検診をします。②の部屋の椅子に掛けてお待ちください。」




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