テキストサイズ

素直じゃない契約

第3章 兄弟



「ねぇ…恭介の家って…」


トタトタトタ…

重要な質問の途中で、足音が聞こえた。


「ん、この足音は…」

『兄さん!?婚約ってほんと?』


綺麗な栗色のふわっとした髪型の長身でほんわかな顔をした男の人が来た。
正直、この家と不釣り合いな感じ…恭介も家と似合っている感じではないけれども…


「ほんまやで~♪こいつが沙羅、婚約者や」


男の人があたしの方に向いてにこっと笑った。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ