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素直じゃない契約

第3章 兄弟



「…ねぇ、恭介。その…言いづらいんだけどさ…」

「ヤクザばっかでびっくりしたやろ??すまんな」


先に恭介に言われて驚いた。


「嫌になったか??逃げたいなら今のうちやで??」

「そんなことしない。あたしはそんなんでへこたれないよ」

「ふっ…、さすが俺の女や」


恭介が安心した顔をしてて、あたしもほっとした。


「あ、そういえばご飯とか買わなきゃね。離れの冷蔵庫には何もないでしょ?」

「おぅ、じゃ買いにいくかー」


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