素直じゃない契約
第6章 夏
「ちょっ!!!待ってえ!!!」
部屋から出たときには遅かった。
「これ…」
恭介の手には今日買ってきた水着を持っていた。
「…ピンクやん。え??これピンクやな?俺が指定した。え??これピンク色やな??へい沙羅!!!ワットカラーイズディス!!!??」
いきなり下手くそな英語で聞いてきた。
「…んんんもぉぉぉ!!!ピンクだよ!!!でも恭介が言ったからピンクにしたわけじゃねぇから!!!」
「そんな大きい声で悪い言葉遣言うなや(笑)ほぇぇぇぇピンクやんけ!!ほっほーう??」
調子に乗り始めやがって…