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『命』について考える

第11章 3人の『死』と、4人目…。

たかがイジメ、されどイジメ。
身近に起きた周りの人の『死』という経験を通して「命の重さ・尊さ」や「死んだ人は二度とかえってこない」ということ、遺された人の悲しみなど、知っていたハズなのに、それでも、そんなこと関係なくなるぐらいに追い詰められ、「死にたい病」にかかるほど、イジメというのは受ける側にとってはツラいものだということなのだ。
そして、死にたい、死にたいと毎日思いながらもギリギリ踏み留まって自殺に至らず、生き延びられたのは、やはり、小学生時代に経験した3人の『死』から私が、上っ面の知識だけでなく、実感として『命の尊さ、重さ』を理解していたから、言葉では表現出来なくても、心の深い部分でそれを感じていたからではないかと思う。
こうして、4人目の死(私の死)は、とにかく中学生の時点は回避された。

***
この時に死ななかった、というだけで、生きている限り、最後には必ず『死』が来ますからね。

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