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『命』について考える

第12章 「お前、俺と付き合え」!?

私が、彼氏に対して愛が無いだと?アンタに対してはもっと無いよ!
…そうは思ったが、車の外は一体どこだかも分からない峠道…こんなところに放り出されたら、私、野垂れ死ぬ。放り出されなくてもこの人に逆らったら撲殺される可能性もある。
私の心は「死」と「暴力」の恐怖に震えあがり、相手の言いなりになりました。
好きでもない相手の「付き合え」の命令に従う形で交際をOKしたのです。
こうして、“彼女”という名の、そいつ専属の奴隷が出来上がりました。
当時、この言葉は知らなかったけれど、今で言う、いわゆるDVです。

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