テキストサイズ

ワタシの履歴

第2章 本当の自分勝手

私は悔しかった。

そんなに努力する事もなく、人に好かれる由美。

私は、裕太の事がスキで、遊びに誘ったりたくさん電話したり、バレンタインに告白をして手作りチョコを渡したり、努力はしているつもりだった。

裕太は電話も迷惑がらず、一緒に遊んでくれたり、家に誘ってくれたりしたが…

まだ一度として、私の『スキ』に対して返事をくれた事はない。

でも由美は、ただ一緒にくっついて遊んでただけなのに、裕太の友達の良孝から好かれ、軽くあしらっている。

しかも、由美だってスキな人はいたのに…

なんで智と?

ストーリーメニュー

TOPTOPへ