テキストサイズ

ワタシの履歴

第14章 恐怖

無心のHばかりで、虚しい気持ちが拡がっていた私の心の中で、裕太という小さい光があった事に気付いた。


優介と付き合って、すっかり忘れていたと思ったけど、心は忘れないでいた。



まだ好きなのか、もう完全にふっ切りたいのか、自分でも分からなかったが、勇気を出して裕太の家に電話をしてみたのだ。


「久しぶり」



最初の一言以外、以前と変わらなく話した。話せた。


そしてこの日、久しぶりに会う事になったのだ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ