無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

よく一緒にいた三人だったけど、部活は三人とも違う。

由美は卓球、恵美はバドミントン、私はテニス。

由美が良く呼び出しをくらっていた先輩達は、私のテニス部の先輩達。

テニス部の先輩達は、いわゆるヤンキー。

由美とつるんでいた私は、生意気では無かったと思うが、部活ではキツくあたられていた。

ネットに溜まっているボールを取りに行くのも後輩の仕事だが、よくわざとぶつけられた。

他にｼｶﾄされたり暴言吐かれたり、まぁその位だったから何ともなかったんだけど。

今思うと、だから私も、由美とつるんでいられたんだろう。

もっとヒドイ事をされていたら、あの頃の私は間違いなく由美と距離を置くだろう。

由美は、特に悪い事をしている訳じゃなかったけど、本当に先輩達からは嫌われていた。

きっと、ちょっとブリッコ気味だったのが気にさわっていたんだと思う。

そんなちょっとブリッコな由美は、男の子に好かれる事も多かった。