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それでも私はしばらく、高田くんを振る事はできなかった。



キープしておきたかったのか…？

ボード仲間として失いたくなかったのか…？

晃史くんにハマらない為に…？

こんなに想ってくれる優しい人は居ない…

バツイチの私には、これから先、現れないかもしれない…


どっちにしても、失くしたく無い人だった。

人としては凄く良い人。

やっぱり友達のままでいれば良かったのかもしれない…




あの時、慶太に言っていた言葉はなんだったんだろうか。


【想ってもいないのに付き合っているのは残酷】


そんな事を私は慶太に言った。

なのに、自分がしている事は？