テキストサイズ

友人?それとも他人?

第2章 バスでの出来事

あいつとの最初の出会いはバスに乗った時だった。
僕はその日は珍しく寝坊してしまい、急いで電車に乗った。電車にはギリギリセーフだったのだが座る場所がないじゃないか!!
と思いながらゼェゼェと息を切らしながらつり革に掴まった。
ようやく電車は目的の駅に着き、急いでバス停に向かうともうバスが来ている、ヤバイ!!
僕「このバスを逃すと完全に遅刻するぅぅぅ」
何とか乗車して運良くガラ空きだった為二人用の椅子に腰掛けた。一つは教科書やお弁当が入ったバッグで一つは僕、という感じで座った。ほぼ貸切状態のバスに同じ学校の生徒が走って乗ってきた。
プシューっと音を立ててドアが閉まり発車して僕は昨日見れなかった動画でも観るかと思いスマホを取り出しイヤフォンを着けてさあ観ようというところで事件が起こった...
走って乗ってきた生徒が僕の隣に立って荷物をどかせろと言わんばかりにシッシッとてをやって来た。僕の性格上余り人と、しかもクソ暑いバスの中身体が当たるのが嫌なので(友達は許せる)最初は無視していたが、しつこくやってくるのでバッグをどけてやった。
そしたらそいつはありがとうの一言も言わずに座りやがったではないか!!
僕(はあ?別に感謝してほしい訳じゃないけど普通ありがとうの一言ぐらい言うだろ!?あーまじ朝から最悪だわー)
と思い動画も見る気が失せてしまったのでぼーっとしていた。そしたら今度は足を限界まで開いてきやがった!冷静を保とうとすると今度は何やら唸っている?と思い横をチラッと見ると、
ーここでは生徒の事をWとしますー
動画を観ながら W「うへ、うへへへ」←本当に気持ち悪い声でと言っている...
僕「うわ!?キッモ!!マジ最悪」と思わず言葉に出してしまった(汗)
ヤッベーと思い再度チラ見すると察したのか大人しくなった。ようやく学校前に着きWに解放されたが物凄く気分の悪い一日だった......

ストーリーメニュー

TOPTOPへ