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好きになっちゃだめッ!!

第10章 それでも…

…………………………




…………………




………………




そよ風が吹いてくる…。


『……………ん……』


ここは…私の……部屋…。


『まぶし…………』


「起きた?」


ドアの方から声がする。


『俊…』


「よく寝てたな。もう体大丈夫か」


そう言いながら、ほらと水を渡される。


『ありがと…』


渇いた喉に冷たい水が通って、とても美味しかった。


『私…何日間…』


「2日間ぐらいだよ」


『2日間も寝てたんだ…』


ゆっくりと体を起こす。


『は、遥香ちゃんとセナ様は!?』

俊が大丈夫と微笑む。


「2人とも元気だよ」


その言葉に安堵する。


『はぁぁ…良かったー…』




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