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さくらが散る頃

第3章 放課後

勢い良く言ったので少し息がきれた

「ムキになるところがまた妖しい(笑)」

そしたら急に、肩を叩かれた

びっくりして声を上げてしまった。
振り返ると・・・・

予備校の隣の席のヤツだった!

驚いてパクパクしてる私をほっといて
つばきが話しかけた。

「あなたがさくらの隣の席方?」

「・・・・そうです。」

「お名前なんとおっしゃるの?」

「四葉 将貴です。」

「え!あの、四葉家のご子息なの!」

「・・・・・・・・」

ようやく平常心に戻った私は二人の会話を聞いていた。

でも、四葉家って??

「つばきー、四葉家ってすごいの?」

「何言ってんのさくら!あなたのお家と同じくらい歴史のあるお家よ?知らないの

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