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人間と吸血鬼

第8章 壊れて

路地裏を通ると、

和也「雅紀。」

雅紀「あっ…和…」

和が立っていた。

和也「誰かに会ったりしてないか?」

雅紀「大丈夫…帰ろ?」

すると和は抱きかかえてくれた。

家に着いて、

雅紀「あっ、テレビでも見よ。」

俺はリボコンのスイッチを入れた。

和也「すごい…映像が…」

和は珍しそうに見ている…

人間だったてことは…亡くなって記憶はないままなのかな…?

俺は本人には触れないようにした。

和は床に座った。

今の時間はちょうどニュースの時間だった。

俺も床に座りテレビを見た。

「では続いてのニュースです。昨年の6月、男が男性にナイフで刺し殺害したと言うニュースで…」

雅紀「えっ…」

まさか…このニュース…

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