テキストサイズ

ひまわりのキミ。

第6章 愛しいきみ。1

話した事がなかったから、顔なんて全然気にしてなかった。

だから、今、あいつは可愛いんだって気付いた。

だから日頃、当時入部していたバスケ部の先輩達が、

『日向って女の子、結構可愛いんだって?』

とか、

『前見たんだけど、めっちゃ可愛かった』

とかって、話題になってんのか。

ふーん…。

まあ、納得かな。

てか、こんなにモテてんのに、何で皆と打ち解けないんだろうな…。

打ち解けないんじゃない。

打ち解けられないんだ…。


俺はこの時、夏子が色んな人と話したり出来るようにしようと思った。


「日向さん、今日から俺と友達ね」

「へ…っ!?」


そうでもしないと、そんなこと出来ないし。

ていうか、そういうことしてるうちに、絶対そうなりそうだし。

だから、早々と友達宣言しといた方が良いんだよ。

俺流の友達の作り方。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ