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ひまわりのキミ。

第10章 ひまわりのキミ。8

学級委員の声にクラスがガヤガヤし始めた。

案かぁ…。

私は皆が楽しめることで良いと思うな。

とかいいつつ、意見出すの苦手だから何も言えない。


「はいはいはいはいっ!!」


そのとき、太陽くんが元気よく手を挙げた。


「俺は、皆が楽しめることで良いと思うんだよね~」


うん、確かに。

同感だよ。


「それでさ、楽しめるイコール、パーティじゃん?」


あー…まあね。


「そうなるとね、ああいうのが良いと思うのさ」

ああいうのって?

何、何?


「皆分かるかい?」

「言うの遅い。早くして」

「あ、はい…」


学級委員の遠藤 水希ちゃんが、太陽くんにビシッと言った。

さすが水希ちゃん。

誰に対してもズバズバ言えて、すごい。


「名付けてっ!"あなたは誰が好み??ホストクラブ"~っ」


ホストクラブ?

それって…。

ああいう…?


「却下。」

「えぇっ!?俺がせっかく考えたのにぃ~…」

「そんなの男しか得しないでしょうが」


んー、じゃあ何が良いかな…。

私も考えないとっ…。


「はい」


てっちゃんが手を挙げた。


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