テキストサイズ

子犬と俺の物語

第13章 関わり

俺は子犬のまま事務所というところを出た。

外を見ると真っ暗だ。

そんな時間まで外にいたんだ…

雅紀…帰ってきてるかな…

今日は外に出ておばあちゃんの話も聞いたし…

いきなり事務所とかいう所に連れて行かれるし…

人間って…大変な部分がいっぱいある…

俺は急いでアパートに帰ってきた。

アパートの入り口の方を見ると人が立っている。

あれは…

子犬(和也)「ワンッ!」

俺は走った。

「和…!」

やっぱり雅紀だった…

俺は雅紀の胸に飛び込んだ。

雅紀「和…!よかった…」

雅紀が俺を抱きしめながら泣いている…

俺は涙を舐める。

雅紀「和…いなくなるから…」

俺は雅紀の安心させるように雅紀の頬を舐めた。

雅紀「ふふっ…くすぐったい…」

雅紀の目から涙は止まっていた…

ストーリーメニュー

TOPTOPへ