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子犬と俺の物語

第7章 決断

雅紀の家を出た。

智の匂いを確かめながら家を探した。

和也「あっ…ここだ…」

一階の家から智の匂いがして俺はドアの隣のボタンを押した。

ピンポーン!

ガチャ!

智「あっ、和也…」

和也「智…」

智「とりあえず上がって?」

俺は家の中に上がった。

和也「智…話があるの…」

智「なに?」

和也「俺…」

俺は智の目を見て…

和也「俺はもう…智とは住めない…」

智「えっ…」

和也「俺…智のことがずっと大好きだった…いつも柔らかい表情を出して俺を癒してくれた…絶対に迎えに来てくれると思っていた…でも今は…」

雅紀の顔が頭に浮かぶ…

和也「今は雅紀が大好き…離れたくないんだ…雅紀と…」

智「和也…」

すると智は頭を撫でた。

そして頬にキスをした…

智「いっておいで?」

和也「うん…ありがとう…」

俺は自分が住む家に帰った…

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